VSJ INSIGHT
🚨「キオクシア敗訴で340億円」の大嘘💀〜陪審評決で大騒ぎする無知な外野と、米国特許訴訟の冷酷なロードマップ〜
背景:
米テキサス州ウェーコの連邦地裁の陪審が、キオクシアに対し、ビアサットの特許を侵害したとして2億2900万ドルの支払いを命じる評決を下しました。これを見た日本のメディアやビジネス系のアカウントは、鬼の首を取ったかのように「キオクシア巨額敗訴!」「340億円の支払い確定!」とお祭り騒ぎをしています。現場の知財実務家から言わせれば、この世間の勘違いっぷりには失笑を禁じ得ません📉。
専門家の切り口:😩
綺麗事抜きで言えば、今回出たのはただの一般人による「陪審評決(Verdict)」に過ぎません。日本の「判決確定」とは宇宙の果てほど意味が違います。
アメリカの特許訴訟は、ここからが本当の泥仕合(リーガルハック)の始まりです。まずは第一審の担当判事が金額や内容を精査して正式な「最終判決(Final Judgment)」を下すのを待ちます。その後、キオクシア側は当然、地裁の裁判官に対して「陪審員のノリと勢いによる評決は法律上誤っているから覆せ」というJMOL(法律に反する評決の破棄の申し立て)という強硬手段を突きつけます。さらにそれが却下されても、知的財産のプロフェッショナル集団である「連邦巡回区控訴裁判所(CAFC)」への控訴という第二審のカードが残されているのです。
オチ(結論):💡
ぶっちゃけ言えば、特許権者に有利なテキサス地裁の陪審員に「なんとなく日本の大企業が悪そう」というノリで数字を盛られただけで、1円も支払いは確定していません。メディアの煽り文句に踊らされて「知財リスクで会社が傾く!」などと騒ぐのは、アメリカの裁判制度を1ミリも理解していない三流の証拠です。
外野が的外れな同情や批判で騒いでいる裏で、当事者たちは冷徹に「次の法廷でどうひっくり返すか」の書類を淡々と準備しています。知財のリアルな戦争は、お作法通りの評決の後にこそ、本物の牙を剥くのです🛡️✨。